ヘアーセラムで「100℃以下」のヘアアイロンを推奨する理由とは?
こんにちは、ans.craft スタッフのMです。
ans.craftでは、ヘアーセラムをご使用時のヘアアイロンは「100℃以下」の低温設定を推奨しております。
でも、ヘアアイロンで「100℃以下」なんて、なかなか聞かないですよね。
「そんなに低温じゃ、髪がまとまらないのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
●「100℃以下」を推奨する理由は?
ans.craftが「100℃以下」の低温アイロンを推奨している理由は、あまり高温だと髪に「タンパク質変性(炭化)」が起きてしまうためです。
卵を熱すると固まるように、タンパク質は熱を加えると変性し、基本的に元に戻すことはできません。
タンパク質で構成された髪も同じ。あまりに高温のヘアアイロンを使うとヤケドの状態となり、ダメージを受けてしまうのです。
ただ、ヘアーセラムの「熱反応」で補修成分を髪に定着させるための"熱"は、低温でも大丈夫! 50〜100℃もあれば、じゅうぶんに効果を発揮します。
私共としても髪のダメージは最小限に抑えていただきたいため、「100℃以下の低温で」とご案内しております。
お持ちのヘアアイロンがあまり低温に設定できない場合は、ドライヤーでも効果は十分に発揮できます。
その際もケアモードなどのぬるめの温風にしつつ、仕上げに冷風を当てると、キューティクルを引き締めてツヤツヤの仕上がりになりますよ。
●「ヘアセット」なら、高温ヘアアイロンが必要なことも。
と、ここまでは「ヘアケア」の観点でお伝えしましたが、「 髪をキレイにセットする」には、もっと高温が必要になります。
「ヘアセットも80〜100℃の熱で十分」という説もありますが、100℃前後の低温でもしっかりセットするには、多少のテクニックと、低温スタイリングに特化した高性能なヘアアイロンも必要になるようです。
市販のヘアアイロンだと、そもそも100℃以下に設定できないものも多いですよね。実際、私が持っているヘアアイロンも最低の設定温度は130℃です。
髪質や求める仕上がりによって、もっと高く設定したい場合もあるでしょう。
ご家庭でヘアセットされる際は100〜180℃までの範囲で、できるだけ低めにしつつ、髪の状態やお好みに合わせて温度調整してみてください。
●「ヘアケア」と「ヘアセット」どちらを優先するか?
低温でスタイリングするメリットは、やはりダメージの少なさ。
タンパク質変性も起こりにくく、余計な潤いが奪われないので髪のパサつきやうねりも軽減できます。
「ヘアケア」と「ヘアセット」どちらを優先するのか……ちょっと悩ましいところですが、毎日の髪をキレイにセットするのも大切なことですよね。
もしセットを優先されたい場合、多少のダメージを覚悟の上で高温のヘアアイロンをご使用になるのも、選択肢のひとつです。
※ただし、ブリーチを繰り返したようなハイダメージ毛の場合、髪が高温のヘアアイロンには耐えられないこともあるため、100℃前後の低温スタイリングが推奨されています。
高温でスタイリングする際も、事前にヘアーセラムを髪になじませておくと熱ダメージを軽減できますので、ぜひご活用ください。
毎日のキレイな髪づくりに、ans.craftがお役に立てると幸いです。