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ダメージを抑えて美しく! 低温ヘアアイロンでスタイリングするコツ

ダメージを抑えて美しく! 低温ヘアアイロンでスタイリングするコツ

こんにちは、ans.craft スタッフのMです。

前回の記事では、髪の「タンパク質変性(炭化)」を防ぐためにも、ヘアアイロンの設定温度はできるだけ低温がおすすめ、というお話をしました。

とはいえ、低温でのスタイリングはなかなか難しいもの。そこで今回は、低温設定のヘアアイロンでも髪を美しくセットするポイントをお伝えします。


 

●低温でのヘアセット、設定温度の目安は?

ツヤを出して整える程度なら、100℃前後のヘアアイロンをささっと通すだけでもOK。キューティクルが整って、美しいツヤを出すことができます。

しっかりクセを伸ばしてストレートにしたい場合は140〜160℃くらいカールや前髪のセットなら120〜140℃くらいまでの温度がおすすめです。

太くしっかりした髪質や、健康で水分量の多い髪の場合はもっと高温でないとまとまらないこともありますが、細くて柔らかい髪質やダメージの強い髪は、上記を目安に調整してみてください。
※特にブリーチを繰り返したようなハイダメージ毛の場合、高くても140℃くらいまでを目安に、高温を当てすぎないようにしましょう。



●大きなハネやクセは、ドライヤーで根元からリセット


強いハネ・うねり・寝癖等がある場合、いきなりアイロンを当てるのではなく、いったん髪を根元まで濡らして、ドライヤーで地肌から乾かしましょう

手ぐしで根元からワシワシと髪を細かく揺らしながら、内側に空気を送るようにドライヤーを当てます。

大きなハネやクセは根元のねじれが原因の場合も多いので、これだけでも随分と落ち着くはず!

前の晩、お風呂上がりに根元までしっかりと髪を乾かしておくだけでも、翌朝の寝癖のつき方が違いますよ。

 

●アイロン前に、ans.craft ヘアーセラムをプッシュ

髪に熱を当てる前には、ぜひヘアーセラムを!

数プッシュ髪に吹きつけ、粗めのコームやブラシでなじませておきます。熱ダメージから髪を守りながら、栄養と潤いも補給できますよ。

ブラシでもつれや絡まりを取っておくことで、毛流れが均一になってヘアアイロンを通しやすくなります。

 

●ブロッキングの一手間で、より美しい仕上がりへ

ヘアアイロン前には、毛束をいくつかに分けてクリップ留めする「ブロッキング」を行いましょう。

まず耳の位置を境に、髪を前後で分け、後ろの髪はさらに上下で分けて、上の髪をクリップで留めます。毛量や長さによっては、さらに細かく分けてもOK!

こうしてブロッキングすることで、髪全体に効率よくヘアアイロンを通せるようになり、仕上がりに大きな違いが出るのです

特に低温ヘアアイロンの場合、一度にはさむ毛束の量が多いとうまく熱が伝わらないため、少し手間でもブロッキングは必須です。


●毛束は、細かく・薄く!


アイロンをかけるときの毛束は、なるべく細かく(薄く)取ってください

一度にはさむ毛量が多いと、ヘアアイロンの熱が髪にうまく伝わりません。細かくやるのは時間がかかるように思いますが、ブロッキングと同じく、毛束を少しずつ取るほうがむしろ効率的で、美しく仕上がります。

さらにコームブラシで解きながらアイロンをかけると、熱が毛束全体へ均等に加わりやすくなります。何度も同じ箇所にヘアアイロンを当てずに、低温でもきれいに仕上げることができますよ。



 

●"スルー"でツヤ出し! 熱を当てるのは2秒まで。


ヘアアイロンを当てる時は、まずは毛束をアイロンでかるく挟んで、上から下にスッと滑らせて熱をなじませる「スルー」を行なってから、もう一度しっかりとアイロンをかけてみてください。

熱によってキューティクルが整って、ツヤを出すことができます。

このとき、熱を当てるのは一箇所に2秒以内にとどめ、長く当てすぎないようにしましょう。 


一度で思うような形にならなかった場合は、いったん次の毛束に移り、あとで髪が冷めてから、気になるところに再度かけなおしてください。

同じ箇所に何度もゴシゴシとアイロンを当て続けると、傷む要因になってしまうのでご注意を!


強いクセや髪質の場合は、少しだけヘアアイロンの温度を上げて、アイロンを通す回数を減らすのもおすすめです。


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少し手間はかかりますが、いくつかポイントを押さえるだけで、いつもより低い温度設定のヘアアイロンでもキレイにスタイリングできるはずです。

ダメージを抑えながらヘアセットもしっかりしたい。そんな時は、ぜひ試してみてくださいね。

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